世界では耳かけ型補聴器が、スタンダードになりつつあります。 ヨーロッパでは元々耳かけ型補聴器の方が多く出回っていたのに対し、 アメリカは耳あな型補聴器が販売の中心になっていました。
そのアメリカでも、2003年に小型耳かけ型補聴器が発売されてから、 じりじりと耳かけ型補聴器の出荷台数が増えてきて、 一番最近の統計では、耳かけ型補聴器の比率が耳あな型を抜きました。アメリカと同じように、耳あな型補聴器の販売が多かった日本でも、 同様の傾向があり、耳かけ型補聴器がトップにでるのは時間の問題といえます。

 

ポケット型や耳あな型補聴器は多くのデメリットがあるのに対して、 耳かけ型補聴器はそれらをカバーすることができます。

 

ポケット型補聴器のデメリット
  1. コードが邪魔である。
  2. 補聴器を入れるポケットが必要か、首から掛ける必要がある。
  3. 音を拾う場所が本体にあるものがおおく、衣擦れ音が入る。
  4. 新製品が発売されず、アナログ回路のものばかりである。

ポケット型補聴器は、外出が多く活動的な方には不向きです。 特に補聴器をつけていてスポーツする場合などは、 耳かけ型か耳あな型補聴器の方が向いています。
※ポケット型は、コードや本体そのものが活動に制限を加える。

耳あな型補聴器のデメリット
  1. 同じ性能なら耳あな型補聴器のほうが高価。
  2. 総じて、耳あな型補聴器の方が機能が少ない。
  3. 自分の声が響いたり、閉塞感を訴える方が多い。
  4. ピーピーという不快なハウリングがしやすい。

耳あな型補聴器の問題は、『3』『4』に尽きます。 耳にピッタリすればするほど、自分の声が響きやすく、 隙間を多く取ると今度は、ピーピーとハウリングしてしまいます。

耳かけ型補聴器は、音を拾うマイクの部分が耳あなから離れているため、 多少隙間が空いていても、ハウリングしにくい(絶対ではない)です。

耳かけ型のデメリットとしては、汗によるトラブルが多いことですが、 最近は各メーカーとも研究・開発が進み、昔とくらべ故障が少なくなってきています。


水分をはじくナノコート(シーメンス)